瀬波温泉や赤倉温泉、越後湯沢温泉など、癒しの魅力あふれる新潟県。
妙高山や、白鳥の飛来地・瓢湖、笹川流れなど、数日かけても巡りたい景勝地が魅力。
広々とした日本海の恵みも、佐渡島の自然の風景も、地形がもたらす素敵な贈り物です。
新鮮な海産物がとれるからこそ、独自性を増していく新潟のグルメ。
ほんわかな温泉めぐりを風情たっぷりに盛り上げる、郷土料理の旅へ出発しましょう。
目次
へぎそば
新潟グルメの「へぎそば」は、個性あふれる【みずみずしい】おそばです。
普通のおそばと違うのは、つなぎに「フノリ」が使われていること。こちらは海藻サラダやお味噌汁の具材にもなる、海藻の一種です。
おそばなのにうっすらと緑に色づいていて、独特なつるつる食感の謎。その秘密は、海の食材にありました。実際に食べてみると、おそばの粉っぽさは控えめで、つるりとした喉ごしが特徴です。
また「へぎそば」が美しいのは色だけではありません。「へぎ」という入れ物にのせ、繊細な模様を思わせる盛り付けが印象的。
新潟県の織物文化の影響から、このような【目で楽しみ、味わう】という形式が生まれたそうです。
地酒巡りがお好きな方は、ぜひ新潟のお料理屋さんで伝統の「へぎそば」をご賞味くださいね。
お取り寄せしてでも一度は食べてみたい、ロマンあふれるグルメのご紹介でした。
のっぺ
新潟県の郷土料理「のっぺ」は、里芋を中心とした具たっぷりの煮物です。
名の由来は諸説ありますが【とろみがある】の意味が示す通り、まろやかさが美味しい郷土料理です。
新潟県ではお正月など、おめでたい時に食べるほか、家庭料理としても人気です。
材料は里芋、人参、れんこん、こんにゃく、椎茸、さらにお肉を入れるなら鶏が定番でとってもヘルシーな煮物。
さらにイクラやホタテなど贅沢に海の幸をいれた「のっぺ」は新潟ならではの味わいです。
具材から出るお出汁の旨味だけでも、素材の美味しさがぐっと引き立つ【生粋の煮物】です。
