農業の生産地として知られる青森県。
りんごの生産量は日本で一位を誇ることで有名ですが、贅沢な海の幸にも恵まれています。
寒さ厳しい地域ならではの、工夫をこらした温かなお料理と風情が魅力的。
季節を巡る郷土料理から、青森県のグルメを再発見しましょう。
本日は、現地からご家庭の食卓まで幅広く楽しめるご当地グルメをご紹介します。
目次
じゃっぱ汁
津軽地方の郷土料理、じゃっぱ汁。
鱈の身や肝・白子を大根、ニンジン、ネギなどのお野菜と一緒に頂く汁物で、スープは素材をひきたてる味噌味、または塩味が定番です。
「じゃっぱ」とは”雑把”を意味していて、お魚の「アラ」など捨ててしまうような部位をあらわしています。じゃっぱ汁とは「アラ」を旨味に変える、工夫たっぷりなお料理。だしの味わいはラーメンにもぴったり。
雑把こそ味の「キモ」といえる、現地の魚介の新鮮さ、お野菜の旨味がふんだんに活かされた郷土料理です。
おうちのお鍋で再現するのは、ちょっと難しそうなじゃっぱ汁。ぜひ青森の魚介や地酒と一緒に、寒さやわらぐお料理を楽しみましょう。
津軽三味線の音色と共に、風情たっぷりの青森グルメ旅はいかかでしょうか。
いちご煮
「いちご煮」というジャムみたいな可愛らしいネーミング。
青森はりんごもいちごも有名なの!?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、その正体はフルーツのことではなく【ウニとアワビのお吸い物】なのです。
盛り付けたときに沈んだウニを、野イチゴの姿に重ね、このような印象的なお名前になったと言われています。
魚介の旨味と、ほどよい塩気が合わさって想像以上に濃厚な味わいです。
特産品を贅沢に使ったこちらの郷土料理、時期によっては生ウニでいただけるのも魅力のひとつです。現地に旅行されるときは、ぜひ期間限定の味をお楽しみください。
また青森県では【いちご煮の缶詰】も製造され、全国の食卓でも青森の味を堪能できるようになりました。缶詰のアレンジとして、贅沢な味わいを手軽に楽しめる【炊き込みご飯】が人気です。
ご当地ではフレッシュな「いちご煮」を、通販では様々なレシピで郷土料理を味わうことができます。