【おわら風の盆】の幻想的な空気が、人を魅了する富山県。
「宇奈月温泉」や、世界遺産【五箇山の合掌造り集落】はお馴染みの観光名所。
雄大な眺めの「雨晴海岸」や、定番の「立山黒部アルペンルート」は息を吞むような壮大さです。
自然のたくましさと静謐な美しさが集う富山県は、ご当地グルメも印象的。
本日は、繊細でこだわりあふれる味覚の扉を開いてみましょう。
目次
白エビ
赤いエビはよく見かけるけれど、白いエビには滅多にお目にかかれません。
富山湾に生息する「白エビ」は、とても希少な存在。その白みがかった桜色の姿から【富山湾の宝石】とも言われています。
白さの秘密は、「白エビ」がアスタキサンチンが少ない餌を食べていることにあります。生息地や生態そのものが特有なことがわかりますね。
そんなレアな存在の「白エビ」ですが、富山県なら贅沢にお刺身や握り寿司で味わえます。新鮮で柔らかな身と、旬の味を楽しみたい方は、4月～6月がおすすめの時期です。
小さなエビなので、さっと揚げたりイクラと一緒に海鮮丼にしたりと、調理の仕方も様々。
姿どおりに小味がきいていて、ほどよい甘さと上品なコクは、富山県のお米ともばっちりの相性です。
鱒寿司
鱒寿司(ますずし)といえば、お弁当としても人気のグルメ。お弁当の蓋を開けて包みを広げる瞬間は、いつも幸せを感じるもの。富山産のコシヒカリに鱒の鮮やかさが映える、見た目も美しい押し寿司です。
さっぱりごはんと濃厚な鱒の身は、不思議とするする食べられてしまいます。鱒のほどよい脂と、富山産のお米は相性も抜群です。
本場・富山ではお店によってこだわりも様々。酢飯の甘さ、塩辛さなどはかなりの個性があるそうで「鱒寿司」巡りだけでも旅行ができてしまうほど。
【酢飯と鱒】というシンプルな組み合わせですが、奥の深いグルメなので、色々な魅力に出会える旅になりそうです。
