ドイツ・ベルリンに行ったら何をする?おすすめ観光名所・グルメ

BER

ベルリンはドイツ北東部に位置し、ドイツ国内で最も刺激的で幅広い雰囲気が漂う大都市です。
貴族による統治や東西分断などによる激動の歴史を歩み、今では様々な分野において国際的な中心都市として名を馳せています。
世界有数のコレクションを誇る博物館、歴史的建造物を残し、科学、文化、現在の首都としての近代的な造りが融合したドイツの首都ベルリン。
観光地としてはあまり知られていない美しい都市の魅力をいくつかご紹介します。

目次

ベルリンの分断と統一のシンボル ブランデンブルク門

ブランデンブルグ門は、様々な歴史の証人となってきた、ベルリンの分断と統一のシンボルです。
分断時代は門の正面に壁が立てられ、誰一人アクセスが許されない場所に取り残されていましたが、
ベルリンの壁崩壊時に再び門が開かれ、今では平和と統一の象徴となり、地元の人々に大切に保管されています。
高さ26m、幅 65.5m、 奥行き11mの大きな門は、古代ギリシャ風の古典主義様式で建設されており12の柱から構成され、
門の上にある4頭馬車と勝利の女神ヴィクトリアの像は堂々たる姿を見せ、印象的です。
人々が門をくぐり、自由に行き交う様子は平和の喜びを感じさせ、新年を迎えるパーティーを始め、多くの社会的なイベントがここでは開かれるのも頷けます。
門は間近まで行ってゆっくりと見学することができ、昔の人々の技術にも驚かされることでしょう。

ドイツの歴史を象徴する連邦議会議事堂

ネオ・バロック様式の絢爛豪華な旧帝国議会議事堂を、イギリス人建築家ノーマン・フォスター氏の設計で大規模改修した建築で、
ブランデンブルク門を見下ろし、ベルリンを一望できる屋上のガラス・ドームが特に人気の観光スポットとなっています。
連邦議会議事堂の西側入口から入り、議場をガラス越しに眺めつつ、エレベータに乗ってベルリン市内を一望できるルーフテラスやドーム、展望台に上がることができ、国会議員たちの上を一般市民が歩き回ることが、開かれた民主国家の建築的な表現となっています。
美しい建築物にベルリン市内の眺望、ドイツの政治史の展示などをたっぷり楽しんでください。
入場料は無料ですが、予約が必須で少々注意が必要です。「せっかくベルリンに来たのに行けなかった!」なんてことのないように、
しっかりと準備しましょう。
無事に予約を終えても、パスポートを忘れると入れませんのでご注意ください。

圧倒的な存在感を誇る ベルリン大聖堂

高さ114mの大きなドームがひときわ目を引く、壮大で美しいプロテスタントの大聖堂です。
イタリア・ネオルネッサンス様式の影響を多分に受け、大きなドームはバチカンのサン ピエトロ大聖堂をモデルにしており、
天井などの緻密で表現力のある内部装飾は王家の教会にふさわしい重厚さです。
パイプオルガンのクラッシックなデザインが荘厳さを感じさせ、500,000片の8つのモザイク画も一見の価値があります。
270段の階段をのぼってドームに上がると、素晴らしいベルリンの景色を眺めることができ、広大な景色を360°見渡すことができます。
川のほとりで優雅な雰囲気を漂わせている魅力的な大聖堂に、ぜひ足を運んでみてください。

開放と自由の証 イーストサイドギャラリー

シュプレー川のすぐ隣にあるミューレン通りに、オープンギャラリーとして開放された壁があり、21カ国118名ものアーティストによって描かれたアート作品をみることができます。
この壁は1.3kmにも渡り、現存するベルリンの壁の中では最も長い壁。
壁崩壊後の90年に世界各国から芸術家が集まり、東西ドイツの歴史や社会主義の厳しさ、平和への願いを絵で表現しました。
多様なスタイルで描かれた数多くの壁画には人々の想いが刻み込まれており、写真に撮るだけでなく歩くだけでも見ごたえ抜群です。
政治的な対立そのものとして存在した壁に描かれた個性豊かなアート作品に、様々な角度から触れてみてはいかがでしょうか。

人々で賑わうアレクサンダー広場のテレビ塔と世界時計

ベルリンの街を歩いていると絶えず視界に入ってくるタワーがあり、存在感のある形でベルリンのランドマークとなっています。
368mの高さを誇るベルリンタワーは旧東ドイツのテレビ塔で、歴史ある重厚な佇まいが印象的な街に、悠々と浮かび上がっています。
球体の部分には展望台と回転レストランがあり、ベルリンの街を360度一望しながら本格的な美味しい食事を楽しめます。
このタワーがあるアレクサンダー広場は、旧東ベルリンの中心地だった場所。
ベルリンの中でも特に交通量が多く、社会主義時代のビルも所々に見られます。
カラフルで大きな世界時計は、円形建築のマーキングを読むことにより、世界148の主要都市の時刻を特定できる楽しい時計です。
この世界時計とテレビ塔が一緒に入るアングルが、アレクサンダー広場での絶好の撮影スポットとなっており、待ち合わせをする人や記念撮影する人達で賑わっています。
ベルリン名物の歩く屋台のソーセージ屋さん「Grill Runner」にも出会える楽しい広場に、ぜひ立ち寄ってみてください。

ドイツグルメの基礎を知る 歩く屋台のソーセージ

かたいパンにソーセージ(Bratwurst)という、 一見シンプルながら、ドイツを凝縮したような一品を提供している、売り子さんスタイルのソーセージ屋さんがいます。
調理器具を体に巻きつけ、頭上に傘をさしたユニークな格好で、ベルリンに住んでいる人なら一度は見たことがある、歩く屋台です。
鉄板にはソーセージを焼くエリアとパンを温めるエリアが確保されており、味付けはケチャップとマスタードだけ。
お手軽にドイツのソーセージを味わうことができ、ローカルグルメを体験してみたい方におすすめです。

ウィーンだけの名物じゃない!シュニッツェル

ドイツでは子供から年配まで親しまれている、みんなが大好きなドイツ版とんかつです。
日本のとんかつとは少し違い、お肉を叩いて薄くのばし衣をつけ、多めの油で揚げ焼きにしたもので、運ばれて来たときはお肉の大きさに驚かされますが、薄いので案外食べられる料理です。
シンプルなシュニッツェルは衣にしっかり味が付いているのでそのまま何もかけずに食べられます。
お好みでレモンを絞って食べてみてください。
付け合わせのポテトやザワークラウトも、おなじみのドイツの名物です。

ドイツの定番 コクと深みのあるドイツビール

ドイツといえば、ビール。
ドイツビールは、カフェやレストランのオープンエリア、道端や公園、街中で、どこに行っても目にすることができます。
レストランやバーでは飲料水より安く提供され、その価格と豊富な種類に驚かされることでしょう。
Warsteiner(ヴァルシュタイナー)というドイツで最もポピュラーなビールは、きめ細かい泡と喉越しが良く、ドラフトで飲めるところもあります。
パッケージに特徴のあるSchultheiss(シュルタイス)はドライでスパイシーな味でベルリンの人達にも人気があります。
ピルスナーの他にも、明るいゴールドのHelles(ヘルス)、独特の酵母で発酵させた伝統的な上面発酵ビールWeizen(ヴァイツェン)、ダークモルトを使用した、見た目も味もリッチなDunkel weizen(ドュンケル ヴァイツェン)、モルトの香りが強く、強い苦味が特徴的なAltbier(アルトビア)なども、日常的に飲まれています。

ベルリンの観光スポットを楽しもう

ベルリンは歴史が大切にされながら、新しい文化や建造物がうまく混ざり合い、世界でも最もカッコイイ街と言われています。
他のドイツの町と比べて独特な雰囲気があり、自由な気質に溢れ、地方都市のように穏やかな緑や湖、公園とベンチが至る所に広がっています。
日本からは約12時間、1日では見切れないほど多様な名所、美味しいグルメも満載のベルリンに、ぜひフライトしてみてください。

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