チリ共和国・イースター島に行ったら何をする?おすすめ観光名所

イースター島は「モアイ像の島」として誰もが聞いたことのある島の名前です。
国はチリに属していますが、チリ本土からは3700kmも離れた太平洋にポツンと浮かぶ島で、島全体がラパ・ヌイ国立公園として世界遺産に指定されています。
モアイ像というと、ずらりと横に一列に並んだモアイ像のイメージが強いですが、なんとイースター島にはモアイ像が1000体もあり、点在するモアイ像を巡るのが人気です。
なぜ、どうやって造られたのか、未だに解き明かされていないモアイ像のミステリーに魅了される人が多く、一度は行ってみたいという夢を持っている人も多いイースター島。
今回は、そんなイースター島を訪れたら立ち寄りたい必見の観光名所をご紹介いたします。

目次

モアイ像が一列に並ぶ アフ・トンガリキ

イースターのモアイ像のイメージは、このアフ・トンガリキのものです。
モアイ像がずらりと並ぶ祭壇のことを「アフ」と言い、このアフが島内には多数あるのですが、中でも最も有名で最も人気なのが、アフ・トンガリキです。
太平洋の広大な海をバックに15体のモアイ像がずらりと並ぶその姿はまさに壮観で、観光客のフォトスポットとして外せない観光名所です。
ここは1960年のチリ沖大地震の津波で壊滅的な被害を受けましたが、日本の企業による修復作業のおかげで元の姿を取り戻しました。

海を見つめる7体のモアイ像が印象的なアフ・アキビ

イースター島のモアイ像の多くは、海に背を向けて立っています。
しかし、アフ・アキビの7体のモアイ像は海の方を向いて立っている珍しいモアイ像で、これらのモアイ像は「イースター島を見つけた7人の使者」と言い伝えられています。
台座の下からは多くの人骨が発見されており、歴史的に何か特別な意味のある場所だったという説が濃厚です。

この山の岩からモアイ像が造られたと言われるラノ・ララク

ラノ・ララクはイースター島の南東にある山で、島内にあるモアイ像のほとんどが、この山から切り出された岩を使って造られたと言われています。
山のふもとには400体ほどのモアイ像が点在しており、中には頭部だけのもの、胸から上しかないものなど、製作途中なのか、壊れてしまったのか、最初からその姿として造られたのか、ミステリーに想像を膨らませながら様々なモアイ像を見ることができます。

パワースポットとして知られる「地球のへそ」と名付けられた石 アフ・テ・ピト・クラ

「アフ・テ・ピト・クラ」は、「地球のへそ」と名付けられた直径75cmほどの大きな石を、小さな4つの石が囲む不思議なスポットで、「マナ」というパワーを発しているとされて、石に額をつけて願い事をすると、その願いが叶うと言われています。
磁気を帯びた石なので、方位磁石を置くと針が動くこともあり、何か不思議なパワーを感じさせるスポットです。

帽子のようなものを被ったモアイ像が珍しいアフ・ナウ・ナウが並ぶ アナケナ・ビーチ

リゾートのような美しいビーチが広がるアナケナ・ビーチには、いわゆる「モアイ像」のイメージと少し異なる個性的なモアイ像が並ぶアフ・ナウ・ナウがあります。帽子のようなものを被り、背中に入れ墨のような模様がほどこされている不思議なモアイ像が印象的です。
この帽子のようなものは「プカオ」といい、帽子ではなく当時の髪型を模倣したものだとされています。
赤い色をした岩を使っているのが特徴です。

イースター島唯一の村であるハンガ・ロア村

イースター島西部にあるハンガ・ロア村は、イースター島にある唯一の村で、4000人の島民のほとんどが暮らしています。
イースター島に宿泊する場合は、ハンガ・ロア村のホテルを利用するのが一般的で、観光案内所やレストラン、ショップ、郵便局まで揃っているため不便さは感じません。
村の中心には教会があり、観光客も自由に見学することができます。
外観は南の島らしい可愛らしいデザインで、内部には木彫りのマリア像が飾られていて、ヨーロッパなどの教会とは少し異なる雰囲気の教会を味わうことができます。
また、村の中にある郵便局を訪れると、イースター島のスタンプを押してもらえます。
チリに属するイースター島は、訪れてもパスポートにスタンプが押されることはありませんが、郵便局で頼めばモアイ像が可愛らしいスタンプを押してくれます。

イースター島の火山のひとつ ラノ・カウ山

イースター島は火山の島です。
島全体に火山が点在していますが、その中のひとつラノ・カウ山には、かつて鳥人の儀式がおこなわれていたオロンゴ村の遺跡があることで有名です。
鳥人の儀式は、島の権力者と決めるための過酷なレースで、屈強な男たちが競い合ったとされています。

チリ共和国・イースター島の観光スポットを楽しもう

モアイ像で有名なイースター島は、あまりよく知らない人にとっては「島にモアイ像がずらっと並んでいるところしか観光スポットが無いんじゃないの?」というイメージかもしれませんが、実は島内には1000体以上のモアイ像が点在する不思議な島です。
最も有名なアフ・トンガリキだけでなく、様々なモアイ像を見て楽しむことができますし、火山や岩山、ビーチなどを訪れて楽しむこともできます。
イースター島唯一の村、ハンガ・ロア村に宿泊して村の中を散策したり、郵便局でモアイ像のスタンプを押してもらったり、ただモアイ像を見るだけではない楽しみ方がたくさんあります。
日帰りのツアーもありますが、宿泊してゆっくりと楽しむのも良いかもしれませんね。

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