モンゴル・ウランバートルに行ったら何をする?おすすめ観光名所・グルメ

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モンゴルは中国とロシアに隣接する国で、岩の多い広大な大地と遊牧民文化で知られています。
首都ウランバートルは、近代的にも発展し、大草原ののどかなイメージとは違い、高層ビルも立ち並んでいます。
モンゴル帝国初代皇帝のチンギス・ハンを記念したチンギス・ハン広場が有名な観光都市でもあります。
郊外に行けば、遊牧民族が移動式住居ゲルで暮らしているところもあり、自然や人の温かさを肌で感じられる宿泊滞在が人気となっています。
文化が入り交ざる国際都市の雰囲気を感じ、雄大な草原と遊牧民の光景に出会える、ウランバートルの見どころをご紹介します。

目次

モンゴル国民にとっての心の支え ガンダン・テクチェンリン寺

モンゴル最大のチベット仏教寺院、ガンダン・テクチェンリン寺は、モンゴル人が頻繁にお詣りをする中心的存在です。
メインとなるのは一番奥にある観音堂で、高さ約26.5mの観音像がウランバートルの街を見守るように佇んでいます。
日本ではうす目を開けて座っていることが多いですが、ガンダン寺の観音菩薩は目をパッチリと開いて立っているのが特徴です。
建物の奥にずらり置かれたチベット仏教の仏具マニ車を回すと、お経を唱えたのと同じだけの徳があるとされ、参拝客がくるくると回しながら歩く様子を見て取れます。
観音堂から外へ出ると、一本の赤茶色の柱があり、この木に願いを唱えると叶ういわれています。
この柱には魂が宿っているとされ、エネルギーを感じることができるスポットとなっています。

チンギス・ハン広場=スフバートル広場

周囲に政府宮殿、モンゴル国立オペラ劇場、ウランバートル中央郵便局、モンゴル証券取引所などが並ぶ中央広場です。
チンギス・ハン広場と呼ばれるこの広場は、もともとは民族独立運動を起こした革命家、スフバートル広場として造られた広場で、この2つの名前を行ったり来たりしているのが実情となっています。
日本でいう国会議事堂のような建物にどっしりと姿を構えるチンギス・ハンの像と、1921年に中国から独立宣言し、25周年を記念して造られたダムディン・スフバートルの像がこの広場のシンボルとなっています。
ウランバートルの中央に位置するランドマーク的広場なので、待ち合わせに使われたりイベントが開催されたりと、観光以外にも人々で賑わう場所です。

モンゴルの魅力が満載! テレルジ国立公園

山々や森林に四方を囲まれ、清流が流れる保養地として親しまれているテレルジ。
モンゴルの魅力がすべて詰まっている場所といっても過言ではありません。
牛が放牧され、緑豊かな草原の間にはむき出しの岩山や奇岩が立ち並び、他の地域とは一風変わった趣を楽しむことができます。
モンゴルは恐竜の化石が多く発見されていることでも有名で、公園内には恐竜のモニュメントが置かれています。
また、高さ15mほどの亀の形をした奇岩に上って景色を眺めたり、風光明媚な自然を堪能する乗馬をしてみたり、楽しみ方も多彩。 
ツーリスト・キャンプを利用して、モンゴル式住居「ゲル」に泊まれば、夜には満点の星空が広がり、これまで見たことがないほどの星の数に驚かされることでしょう。

旧ソ連とモンゴルの友好を称える ザイサン トルゴイ

首都ウランバートルの市街南部にある丘の上に、市街を一望できる展望台と、第二次世界大戦の戦勝記念碑があります。
戦車のモニュメントがある階段を上っていくと、灯火台「トルガ」が設置されています。
その周りをぐるっと囲むように壁画があり、モンゴルとソ連が日本やドイツに立ち向かい、平和が訪れた様子が描かれています。
丘の上からはウランバートル市内が一望でき、緑の丘を縫ってマンションなどの新興住宅地へと変貌しつつある様子を垣間見ることができます。

何でも揃うモンゴル最大の市場! ナラントールザハ

モンゴル語で市場を「ザハ」と言い、端を意味しています。
集落の片隅にあった物々交換ポイントが発祥となった言葉ですが、ナラントールザハは街の中心近くに位置し、ここに行けば必要なものが全てが揃う、便利なショッピングスポットです。
大きな家具や家電製品、食料品、衣類、骨董品など、ウランバートルの生活を肌で感じるのにもうってつけ。
貴重な勲章や古銭、恐竜の卵や化石など国外持ち出し禁止の値打ちものが出回ることもあります。
言葉がわからなくても、計算機で値段が提示されたら、「ジャーハン ヤリホー」と言って、値引き交渉に挑戦してみてください。
良くも悪くもこの国の暮らしが凝縮された濃厚なスポットですので、大事なものはポケットやリュックに入れないようにし、最小限にして持ち歩くようにしましょう。

シンプルだけど豪快なモンゴル料理 チャンサン・マハ

チャンサンは「茹でる」、マハは「肉」という意味で、驚くべき羊1頭を無駄なく食べるための料理です。
煮れば煮るほど柔らかくなる、単純明快な調理法で、シンプルに塩水に骨付きの肉を入れ、煮込んでいきます。
移動式住居ゲルの中で食べる料理で、栄養価の高い羊肉は長く厳しい冬を越すために欠かせないパワーの源となっています。
町中では、ジャガイモを一口大に切ったものを一緒に茹でたり、生姜の風味を加えたりすることもあります。
ホロホロにほぐれる肉をナイフで削ぎ落としたり、かぶりついてワイルドに食べるのがモンゴル流です。

モンゴル風肉餃子 ボーズ

細かく刻んだ肉を小麦粉の皮に包んで蒸した、餃子のような小龍包のような料理です。
ボーズのように蒸す料理は「ビトゥーンホール」と言って、閉じたり塞ぐ料理を意味します。
幸せを閉じ込めるという縁起を担ぎ、大晦日にボーズをお腹いっぱい食べる習慣があり、ゴアンズと呼ばれる庶民派食堂にも必ずあり、気軽なファーストフード感覚でも食べられています。
包み方は何種類もあり、家庭やお店によって使われるお肉が羊肉だったり牛肉だったり、塩加減も違います。
ローカルな食堂では大抵ケチャップとしょう油がテーブルに置いてあるので、お好みで試してみてください。

アツアツの火傷に注意! ホーショール

モンゴルの一般的な料理の一つで、ラムや牛のひき肉を小麦粉の生地で包み、油で揚げた料理です。
モンゴル人にも外国人にも人気がある一品で、サクッとした生地に、ジューシーな羊肉の餡、独特の香りとスパイスの香りが相まって、非常に食欲がそそられます。
お肉が苦手な人向けにじゃがいものホーショールがあるお店もあります。
揚げたてが一番美味しいので、右手と左手でキャッチボールしてアツッ アツッと言いながら、火に注意して頬張ってみてください。

ウランバートルの観光スポットを楽しもう

遊牧民族の文化と伝統を引き継ぐ魅力的たっぷりのウランバートル。
モンゴルの首都であり、人口の約半分が暮らすモンゴル最大の都市です。
政治と経済の中心地として栄える都心と、文化を満喫できる観光スポットが混在しています。
大草原が広がる雄大なゲル地区との異なった雰囲気を覗いてみるのも面白いかもしれません。
ウランバートルには、あなたが知らない魅力がまだまだたくさんあります。

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