アイスランドの首都レイキャヴィクは世界最北の首都ですが、その気候は意外と温暖で、極寒の真冬でも氷点下になる事はそれほど多くなく日本の東北のような気候です。
アイスランドといえばオーロラ鑑賞が有名で、オーロラ鑑賞のベストシーズンである4月から9月ごろは市街地からもオーロラを見る事ができます。
また、アイスランドで最も有名な観光地のひとつであるブルーラグーンへもレイキャヴィクから訪れる事ができます。
そんなレイキャヴィクの観光名所をご紹介します。
目次
- ロケットのような前衛的な外観が印象的なハットルグリムス教会
- 「真珠」という意味の博物館ペルトラン
- 「太陽の航海者」と名付けられたアート作品サンボイジャー
- アイスランドの漁業の歴史を知る事ができるレイキャヴィク海洋博物館
- アイスランドが誇る彫刻家の作品が見られるエイナル・ヨーソン美術館
- アイスランド定番の観光地といえばブルーラグーン
- 冷戦終結のきっかけとなった首脳会談がおこなわれたホブジ・ハウス
- アイスランド土産を探すならロイガヴェーグル通り
- アイスランド・レイキャヴィクの観光スポットを楽しもう
ロケットのような前衛的な外観が印象的なハットルグリムス教会
レイキャヴィクのシンボルとも言えるハットルグリムス教会は、レイキャヴィクで最も高く、そのロケットのような近未来的で前衛的な外観が印象的です。
市内のどこからでもその姿を見る事ができるくらい存在感があり、ランドマーク的な役割も担っています。その高さは74.5mで、最上階には展望台もありレイキャヴィクの街並みを一望する事ができます。展望台へはエレベーターで上れるので体力に自信が無い人でも安心です。
「真珠」という意味の博物館ペルトラン
ペルトランとはアイスランド語で「真珠」という意味で、半円型のドームがまるで真珠のように輝いている外観が印象的なレイキャヴィクの博物館です。
ペルトラン本来の役割は巨大な給湯場で、郊外にある地熱発電所から届いた熱水を貯蔵して市内の各家庭に配給しています。
建物内には人工の氷の洞窟や、アイスランドの歴史や自然の事を学ぶ事ができる展示物などが充実している博物館のようになっていて、じっくり見学しようと思うと2,3時間はかかります。
展望台だけならば無料で入る事ができますので、良い眺めを楽しむために入ってみるのも良いでしょう。ショップやレストランも沢山入っていて、食事を楽しむだけでも訪れる価値のあるスポットです。
「太陽の航海者」と名付けられたアート作品サンボイジャー
レイキャヴィク港から「彫刻と海岸の散歩道」という遊歩道を歩いていくと、ヴァイキング船をモチーフにしたアート作品「サンボイジャー(太陽の航海者)」を見る事ができます。
レイキャヴィク200周年を記念した市のコンペティションで優勝した作品で市民たちからも愛され、観光客からも人気の観光スポットとなっています。
特に朝焼けや夕焼けの中で見るのが美しく、絶好の撮影チャンスにもなります。
アイスランドの漁業の歴史を知る事ができるレイキャヴィク海洋博物館
アイスランドは漁業で栄えた国であり、その漁業の歴史を知る事ができるのがレイキャヴィク海洋博物館です。
昔から航海で幅をきかせてきたヴァイキングの歴史や、レイキャヴィク港建設の歴史、手漕ぎボートや最新の漁業船など、漁業やアイスランドに関する歴史的な展示物が充実しており、ビデオ上映でより詳しく歴史について学ぶ事もできる博物館です。
アイスランドが誇る彫刻家の作品が見られるエイナル・ヨーソン美術館
ハットルグリムス教会のすぐ近くにあるエイナル・ヨーソン美術館は、アイスランド出身の彫刻家エイナル・ヨーソンの作品が多数展示されている美術館です。
美術館の庭園にも彼の作品が展示されており、無料で散策できますので、気軽に立ち寄ってヨーソンの作品に触れてみても良いでしょう。
アイスランド定番の観光地といえばブルーラグーン
空港とレイキャヴィクのちょうど間あたりにあるブルーラグーンはアイスランド観光では外せないスポットです。世界最大の天然温泉としても有名で、美しい水色の温泉で絶景を楽しみながら温まって癒されます。
レイキャヴィクからも日帰りツアーがいくつも出ているので、利用するのがおすすめです。
ブルーラグーンは完全予約制でふらっと立ち寄る事ができないので注意してください。また、混浴温泉ですので水着もお忘れなく。入場時間は予約により決まっていますが、退場時間は決まっていませんので個人で訪れる方は心ゆくまで楽しめます。
冷戦終結のきっかけとなった首脳会談がおこなわれたホブジ・ハウス
1986年にレイキャヴィク首脳会談がおこなわれたホブジ・ハウスでは、レーガン大統領とゴルバチョフ書記官が会見し、冷戦においての弾道ミサイルを国際的に禁止するという話し合いがおこなわれました。
翌年締結された中距離核戦力全廃条約に結びついた重要な首脳会談となった事から、ホブジ・ハウスにはベルリンの壁の一部が冷戦終結の記念として保管されています。
建物内には入る事ができませんが、外観を見学する事はできます。
アイスランド土産を探すならロイガヴェーグル通り
レイキャヴィクの中心地にあるメインストリート、ロイガヴェーグル通りにはお洒落なカフェやショップ、レストランなどが建ち並び、カラフルな街並みを楽しみながら散策できます。
アイスランドのお土産屋さんもありますし、最近話題の可愛らしい北欧雑貨を扱っているお店もあるので、ショッピングを楽しむには最高のストリートです。
アイスランド・レイキャヴィクの観光スポットを楽しもう
アイスランド・レイキャヴィクのおすすめスポットをご紹介しました。
オーロラとブルーラグーンのイメージが強いアイスランドですが、レイキャヴィク市内には存在感のある教会や、数々の博物館や美術館が沢山あり、観光スポットが目白押しです。
少し足をのばせば冷戦終結のきっかけとなった首脳会談がおこなわれたホブズ・ハウスもあり、歴史の一幕を感じる事もできます。
港街レイキャヴィクの観光を楽しむためにも、見てみたいスポット、行ってみたい名所を調べてから回るようにしましょう。